むかしむかし
豊後の中津留という所に貧しい塩売りの若者と病で寝たきりの父親が住んでいました。
ある日、若者は父親のために瓜を盗もうと、商売にしている塩をほんの少しお地蔵様にお供えして瓜畑に入っていきますがすぐに畑の主に見つかり首をはねられてしまいました。
しかしなんとそこには身代わりになったお地蔵様の首だけが落ちていたのです。
そんなある日のこと、肥後細川藩の修行者がこの首だけのお地蔵様を肥後の国へ持ち帰ろうとし、黒川でひと休みしていたところ「ここに安置してくだされ。」とお地蔵様がしゃべられたそう。
村人たちがこのお地蔵様を大切に守り続けていたある日、この地より温泉が湧き出るようになりました。

黒川温泉に昔から伝わるお話です。

年に1度、この首無し地蔵様が祀られる地蔵堂をきれいに掃除し、供養する「地蔵祭り」が本日執り行われました。

三密を避けながら、地元の人々が集まりお参りしました。

いつも黒川温泉を見守ってくださってありがとうございます。

早くコロナが終息しますように。