若女将の日記

2025年5月6日

田植え

山河で皆様にお召し上がりいただいているお米は、ここから車で30分ほどの自然豊かな産山村で、女将の従兄弟・吉野さんが丹精込めて育てたものです。

今年の田植えが始まると聞きつけ、お邪魔してきました。

水を湛えた田んぼが山あいに連なる風景が本当に美しかったです。

苗も美しい。少し分けていただき旅館にしつらえることにします。

お客様にも、この風景を想像しながらお米を味わっていただけたら嬉しいです。(今日もごはんをおかわりされるお客様がいらっしゃって、思わず笑顔になりました^^)

昨今のお米の価格高騰や輸入に関するニュースに触れるたび、稲作は単なる食料生産にとどまらず、自然や文化、人のつながりを支える日本人にとって大切な営みであることを改めて実感します。
地下水を源とする温泉の維持にも、稲作が少なからず関係していると思います。

この美しい風景を次世代に受け継いでいくためにも、私たちはその価値を見つめ直し、支えていく必要があると感じました。