小国杉でつくるシェーカーボックス
シェーカーボックスとは19世紀、アメリカのケンタッキー州からメイン州にかけて、生活共同体を営んだシェーカー教団によってうまれた、薄い木材を曲げて作られるオーバル型の木箱です。日本の曲げわっぱに似ていますね。
今回、ファブラボ南小国さんにご招待いただき、この土地の小国杉でシェーカーボックスを作るワークショップに参加してまいりました。
パーツはこれだけ↓
側面のパーツをお湯で煮込み、柔らかいうちに形に合わせて曲げていきます。
これがなかなか難しい。
素早く銅製の杭を打って固定します。
今度は天井を底のパーツをはめ込み、こちらは木製の杭で固定。
箱と蓋が完成したら、サンドペーパーで表面を滑らかにし、好きな自然塗料を塗りこんで仕上げます。
シェーカーの最高の技術の結晶でありながら、その無駄の削げ落ちたシンプルな形の美しいこと。
ファブラボの皆様が用意した制作ツールやサポートのおかげで、不器用さんでも無理なく上手に作れる仕組みも素晴らしかったです。
たわわに実る稲の景色や小国杉の香りに包まれながら、人類が長い歴史の中で自然と共生しながら得た、知恵や工夫に触れられる贅沢な時間でした。
こちらのワークショップは10月に全3回行われるそうです。
タボレッタポプリ作り体験のように、ぜひ今後もお客様が予約制で参加できるワークショップにしてほしいですね!
【開催日】2022年10月8日(土)・15日(土)・29日(土)雨天決行
【時間】13時~16時
【場所】ファブラボ南小国
【ご予約】TEL0967-42-1010(月・火対応不可)
【参加費】4,500円